今回はJWCADのインストールから最初の基本設定までを解説していきます。
インストール
まずはJWCADをインストールするところから。
下記のボタンからインストール先へ飛ぶことができます。
移動すると下記のような画面になるので、最新版をインストールしましょう。
あとは通常のアプリインストール手順に従ってインストールすれば完了です。
初期設定は何のために行うのか
まずJWCADではいくつか初期設定が必要なものがあります。
今回は画像付きで最初に行って欲しい設定を解説していきたいと思います。
これをやらないとCADのショートカットを上手く使う事が出来ず無駄な操作をしてしまったり、上手く印刷が行えなかったりします。
また、こちらの設定について正解はありませんので、自分の使いやすいように、または会社のルールなどに合わせて設定してみてください。
初期設定
操作系とはCADそのものを操作する時に必要な設定のことです。
基本的にはこの設定(S)→基本設定(S)から設定を進めていきます。
基本設定をクリックすると下記のような画面が出てくるかと思います。
ここで一般(2)のタブへ移動してマウスホイールの部分にチェックを入れましょう。+でも-でもどちらでも良いです。
この設定は図面の拡大と縮小をマウスのホイール操作で行うもので、非常に便利な機能なのでチェックを入れましょう。
次に色・画面タブへ移動します。
ここでは作図する線の太さや色を決めていきます。
画面要素はPCに作図される線の太さや色、プリンタ出力要素は印刷時に出力される線の太さや色を指します。つまり、ちゃんと設定をしておかないと、PCの画面上では黒い線でも印刷したら赤かったなんてことが発生してしまう可能性があります。
画面上の色と出力上の色をある程度揃えることをお勧めします。例えば私の場合、赤・青の線はPC画面でもプリンタ出力でも赤と青にして線色7と8に割り当て、線色6をオレンジ色にして一番太い線にしています。この場合、赤と青だけ覚えておけば問題なく作図することができます。
寸法線などで使用する点についても印刷すると想像以上に小さい点が打たれてしまうことがあるので、「実点を指定半径(mm)でプリンタ出力」にチェックを入れておくことをお勧めします。
続いて今回のミソ、最難関の「AUTO」「KEY」の設定を行っていきます。
この表を見ても意味が分からないかと思いますが、安心してください。しっかり解説していきます。
これは左クリックを押しながら上下左右の方向にドラッグすることで操作のショートカットを行うことができるものです。キーボードに触れなくても、いちいち画面左右のボタンをまでカーソルを移動しなくても、コマンド選択をおっこなうことができるので大変便利な機能となっています。
例として、例えば左上の「左AM」を見てください。左クリックをしながら上にドラッグを行うと5番、つまり文字入力を行うことができます。
AMとPMの違いについてですが、左(右)クリックを行ったままドラッグを行うとクロックメニューという表示がされてコマンドが入力できるのですが、一旦クロックメニューに中心(キャンセルと表示)までカーソルを持って行って再度任意の方向にドラッグするとPMに登録されているショートカットを行うことができます。
これは完全に好みなので、一旦主要なショートカットを覚えてCADを使いながら自分の使いやすい設定を見つけていくようにしましょう。
次にKEYの設定について解説していきます。
こちらは先ほどクロックメニューで設定した時と同様、操作のショートカットをキーボードの入力で行う為の設定となっています。
普段私はクロックメニューの使用率が高く、あまり使用しませんが、人によってはクロックメニューを使わずにこちらのショートカットを多用する人もいるので、自分に合った使い方を見つけてみてください。
設定内容の保存
次に設定した内容をファイル形式で保存して、いつでも同じ環境で作業が行えるようにしましょう。
設定が完了したら基本設定(S)→環境設定ファイル(F)→書出し(W)と進みます。
任意のフォルダを指定し、保存しましょう(拡張子はJWFとなります)
こちらのファイルを保存しておくといつでも同じ状態で作業ができるので編集がしやすくなります。
また、図面を書いて送る際にこのファイルも一緒に祖手に送ることで、自分が作業していた環境と同じ線の太さや色で図面を確認してもらうことができます。
JWCADと相性の良い周辺機器
JWCADと相性が良い製品を紹介します。是非ご確認いただき、より快適にCADを使用しましょう。
①トラックボール
マウス操作の多いCAD、通常のマウスよりも疲労を軽減することができるトラックボールマウスを紹介します。慣れるまでは数日かかる場合もありますが、慣れてしまえば手放すことができないガジェットの一つです。お勧めのトラックボールのリンクを設置します。画像をクリックしてもらえばAMAZONに移動することができるので、気になる商品があったら是非クリックしてみてください。
②大型モニター
一度にたくさんの情報を見ることができる大型モニターもあると便利です。図面がひと段落したら椅子を下げて俯瞰して図面を見てみてください。意外と作図ミスを見つけられます。
③小型キーボード
通常のキーボードでも良いのですが、マウスとキーボードの移動が多くなりがちなCAD操作には横幅の狭いキーボードをお勧めします。移動距離が少なくなるだけでストレスが大きく減少します。
高価なキーボードはたくさんラインナップがありますが、やはり安くて良いものが良い!ということで、私のおすすめの比較的安価で使用感も申し分ない製品を紹介します。
どれもテンキーやファンクションキーなどがありませんが、ショートカットの利用で問題なく使用することができますし、手の移動も少なくなる分、疲労感の軽減や打ち間違えなども少なくなると感じました。画像クリックでAmazonに移動しますので、是非確認してみてください。
PDFからJWCADへ変換
JWCADからPDFへ変換する方法は、印刷する時のプリンター設定をPDFを作成するものに設定すれば簡単に行えるのですが、PDFからCADに変換するのはなかなか大変です。
そこで今回はPDFをCADに変換するフリーソフトを紹介したいと思います。
あらかじめインストールしておけば、図面を編集する時だけでなく、事前にPDFで出来上がった図面を使用して練習することもできるので、お勧めです。
こちらはPDFの距離を指定して寸法を入力すればある程度寸法も合わせてくれる便利なツールです。
是非参考にしてみてください。
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