ダブルストロークを最短で習得!ドラム初心者向け練習法と上達のコツを完全解説

ドラム
この記事は約6分で読めます。

ドラムを始めて少し経つと、もっとかっこいいフレーズが叩きたくなってくると思います。その際に大活躍するテクニックの一つにダブルストロークというものがあります。

通常は一回腕を振り下ろす動作で1つの音を出しますが、、ダブルストロークでは名前の通り、1回の動作で2回の音を連続して出す(2回叩く)技です。これができるとルーディメンツの練習をすることができ、演奏の自由度が格段に向上します。

魅力がたくさんあるダブルストロークですが、習得する難易度が高いと感じる初心者が多いのも事実。

そこで今回は、ダブルストロークの練習方法とコツを伝授していきたいと思います。

練習方法はYouTubeとかにたくさん上がっているけど・・・

今はYouTubeなどでたくさんの情報が素早く確認できる時代。ダブルストロークについても例外ではなく、様々な方が数えきれないくらいの情報を発信しています。そこが良いところでもあり、初心者を悩ませてしまう部分でもあると感じています。情報が多すぎるが故に、何を参考にしたら良いのか分からなくなってしまう可能性があります。

そこで、この後紹介する私の記事の内容でも良いですし、お気に入りの配信者の動画でも良いですし、何を参考にしたとしても大前提ここは押さえておいて欲しい!という部分を4つ紹介したいと思います。

①脱力

→ダブルストロークは決して筋力で解決するテクニックではありません。でも力入っちゃう?分かる。最初はみんなそう。慣れてくれば自然と脱力できてくるからテクニック習得の目安にすると良いよ。

②最初はゆっくりしたスピードから練習

→焦って最初から速いテンポで練習をしないこと。変なクセが付くと後で直すのが大変。ゆっくり動きを一つ一つ確認しながら行うこと。実は超大切。

③継続すること

→今日明日で完成しないテクニックです。難しいもの。だからできれば毎日5分でも時間をとって継続して練習をすること。ルーティン化すると良いですよ。お風呂の前5分とか、ご飯食べたら5分とか。そのうち楽しくなってきて、5分のつもりが20分やってた!みたいな方。超上達します。

本当に継続は大切なので、最初から目標を高く設定し過ぎず、無理のない範囲で継続して欲しいです。

必ずできるようになる

→絶対できるようになるから、心折れないで継続してほしい。

ダブルストロークの極意

何で1回のスティックを振る動作で2発叩く事ができるのか?それはリバウンドを上手く使っているから。

イメージですが、バスケットボールのドリブルみたいな感じです。打面を叩いた時にスティックが跳ね返ってくる力をバスケットボールのドリブルの要領で返してあげています。

通常のストロークではスティックが打面に当たる瞬間にスティックを握り込む動作が一般的かと思いますが、ダブルストロークでは握り込むタイミングを少し遅らせてあげる必要があります。

説明ばかりしていても仕方ないので、具体的な練習方法について解説していきたいと思います。

用意するもの

①スティック→使いやすいものでOKですが、まだドラムを叩いていない新品の物をお勧めします。

②高反発練習パッド→いつもお使いのものでOKです。お持ちでない方はこの機会に購入を検討してみてください。

③低反発練習パッド→今回の練習のポイントとなるもの。最悪枕とかでも良いのですが、可能であれば下記の物を検討してみてください。

衝撃を吸収してしまうGel を収めた打面を持つ練習用パッドです。結果として、本当の打つ強さを鍛えてくれます。
パッドは7インチ径で、スタンドに装着できる裏面構造になっています。

練習方法

それでは具体的な練習方法を解説していきたいと思います。

まずは③低反発の練習パッドを使用して、右右左左右右左左・・・と左右2回ずつ叩いてみましょう。

この時、ゆっくりとしたスピードで、できればメトロノームを使用して叩くとリズム感が身に付く点と今の自分のレベルが相対的に評価できる為、おすすめです。

この動作を続けていきます。慣れてきたらスピードを上げ、今の自分の限界のスピードから少し速度を落としたテンポで継続していきます。そうすると自分の最大速がガンガン上昇していきます。

ある程度この動作に慣れてきたら次に②高反発練習パッドを使用して同じ動作を繰り返します。打面が違うので最初はなかなか上手くできないかもしれませんが、先程と同じ要領で行っていけばスピードが上がっていきます。

これもある程度(BPM180~の16分程度)ができるようになったら次はパターンを変えてみましょう。

お勧めのパターンを下に記載しておきますので、参考にしてみてください。

R l r r L r l l R l r r L r l l R l r r L r l l ・・・ (16分音符で叩く)

R l l r r L R l l r r L R l l r r L ・・・ (6連符で叩く)

※R:右手(強) L:左手(強) r:右手(弱) l:左手(弱)

最初は強弱を考えず手順だけ追ってもOKです!

ちなみに①はパラディドル、②はシックスストロークロールと言われ、超メジャーで使用される頻度が高い手順ですので、是非覚えてみてください。

また、拍の頭の部分の文字の色を青く変えてますので、メトロノームのタイミングと合わせることを意識してリズム感も養いましょう。

練習方法の意図説明

練習の目的や狙いを理解して練習を行うのとそうでないのでは、効果にかなり差が出てきますので、ここでは2種類の練習パッドを用意する意図について説明をしていきたいと思います。

ドラム打面の反発は楽器によって異なる(例えばスネアとフロアタム、ハイハットとシンバル、叩いた時の強弱によっても変わって来ます)為、例えばスネアではダブルストロークができるけどフロアタムだとできないといったような事態を防ぎ、どの楽器でも演奏可能な状態になってもらう為。また、リバウンドを十分に活用してもらう為に、最初はリバウンドの少ない状態で動き方を習得してもらい、その後にリバウンドの使い方を学んでほしいと考えているからです。

最初に低反発の練習パッドを使用する意図としては、最初から反発の強い打面で練習してしまうと、クローズドロールといって、ドラムロールのような演奏方法で、しっかりとスティックを2回振っているという意識がないまま、リバウンドをそのまま潰してしまっているような演奏になってしまう可能性があるからです。これだと正しいダブルストロークが身に付かず、しっかりと2回音を鳴らすことができなくなってしまう場合があります。この低反発の練習パッドを使用すれば反発が少ない為にそういったことができず、しっかりと2回振る動作が身に付きます。

最後に

ダブルストロークは初心者にとっては難しいテクニックの一つですが、習得することで演奏の幅が広がり、より自由に演奏することができる上達には必須のテクニックです。

直ぐに習得することは難しいと思いますが、継続していれば必ずできるようになりますので、自分の成長を楽しみながら練習してみてください!

この記事はアフィリエイト内容を含む記事となっております。


ふくろう先生の情報箱をもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

コメント

ふくろう先生の情報箱をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました