長時間のPC作業で肩や腕に不調を感じたことのある人も多いのではないでしょうか。
特に長時間マウス操作をする方から人気が高いトラックボール。
私も10年以上トラックボールを使用しており、もう通常のマウスには戻れない完全なトラボ沼にハマっております。
仕事で使用していると質問されることの多い「実際の使い心地ってどうなの?」といった部分から、初心者におすすめのトラックボール紹介までをこの記事で解説していきたいと思います。
トラックボールとは?
マウスは通常、本体を動かしてPC内のカーソルを移動させるもの。しかしトラックボールは本体に付いている球を操作してカーソルを移動させるタイプの製品。
つまり本体を動かすために腕を動かす必要がなくなり、指先だけでの操作が可能になるということ。
長時間の使用において疲労減というポイントで見ると非常に効果が期待できる製品。
トラックボールのメリット
①長時間の使用でも疲れにくい
カーソル移動の為に本体ごと動かさないといけない通常のマウスに比べ、指先の操作だけで完結するトラックボールは長時間の使用でも疲れにくく、快適に作業を継続することができます。
②スペースが少なくても快適に使用できる
トラックボールは本体の移動が必要ない為、設置した場所から移動させなくて良いのもメリット。マウスパッドなども不要で、カフェや狭い机での作業でも重宝します。膝の上やノートパソコンの本体の上に置いても操作できてしまうのも便利なポイント。
③腱鞘炎予防にもなる
腕を自然な角度で動かさずに使用できるトラックボールは腱鞘炎予防にも効果が期待できます。
トラックボールのデメリット
①慣れるまで大変
トラックボールの一番のデメリットと言っても過言ではない慣れの問題。
通常のマウスと操作方法が異なる為、習得までに3日くらいはかかると思います。
この壁を乗り越えられるかどうかがトラックボーラーになれるかどうかの分かれ道といっても過言ではありません。
②掃除が必要
トラックボール本体と操作する球の間に埃や垢が溜まるので、定期的に清掃をする必要があります。私は2週間に1回程度、球を外して拭いています。
簡単に行えるメンテナンスなのでそこまで重要視するものではないかもしれませんが、頭の片隅に入れておいて欲しいので記載しました。
③ゲームには向かない
例えばFPSゲームのような高速且つ高精度の操作が求められる場合は通常のマウスの方が操作が行い易いという声が多く、このようなゲーム用として購入するのはお勧めしません。
トラックボールのデメリットの解決方法
トラックボールの一番のデメリットは慣れるまでに時間を要することです。
そこで初心者でも比較的扱い易くする魔法の設定とコツを解説していきたいと思います。
大きく2点ポイントがあります。
①マウス感度を遅くする
②ゆっくり丁寧に操作して体に動きを覚えさせる
順に解説していきます。
まず、最初はマウスの感度(カーソル移動の速度)は可能な限り遅くしましょう。今までは腕全体を使用して行っていた操作を指先だけで行おうとしているので、上手くいかなくて当たり前です。いきなり高感度で操作してしまうとカーソルが明後日の方向にすっとんでいきます。
まずは狙った操作が行えることが重要なので、入力に対しての出力(どのようにトラックボールを操作したらどのような挙動になるか)をしっかり確認しましょう。
次に焦らないことです。私は普段ドラムの講師などもやっていますが、人間というのはすごいもので、複雑な操作でも慣れます。あんなに手と足がバラバラに見えて訳の分からなかったドラムも30分くらいやればエイトビート(ドンタンドンドンタンみたいなやつ)が叩けるようになります。マウスも一緒です。ただしこの時に間違った動き方で慣れてしまうと大変なので、最初はゆっくりから。丁寧に動かし方を確認しながら操作してみてください。30分くらいするとなんとなく操作感が分かってきますよ。
ポイントは焦らないこと!
お勧めのトラックボール紹介
ここからはお勧めのトラックボールの紹介をしていきたいと思います。
トラックボールには大きく2種類存在します。それが「親指タイプ」と「人差し指タイプ」です。
それぞれの違いトラックボールの球を親指で操作するか、人差し指で操作するかの違いです。読んだままですね。
個人的には人差し指タイプを使用していますが、初めての方には通常のマウスと操作感が近い親指タイプをお勧めしています。
【トラックボール初心者におすすめの製品】
①ロジクール M575 【アマゾンで確認する】
価格:6660円 |
親指タイプの大定番。迷ったらこちらでOKです。
マウス本体が少し斜めになっている設計なので手首を自然な形に保つことができ、長時間の使用でも疲れにくい仕様になっています。通常のマウスとボタンの位置も似ている為、トラックボールの中では乗り換えた時の違和感が少ないのでストレスが少なく移行できるのもメリット。
②エレコム M-XT3DR 【アマゾンで確認する】
エレコム ELECOM トラックボールマウス ワイヤレス 無線 親指操作タイプ 6ボタン チルト機能付 高性能 M-XT3DRBK ブラック 価格:4980円 |
こちらもトラックボールの定番品。違和感が少なく移行することができる通常のマウスとボタンの位置が近いタイプ。
③エレコム M-HT1DR 【アマゾンで確認する】
ELECOM|エレコム マウス トラックボール(Windows11対応/Mac) ブラック M-HT1DRBK [光学式 /無線(ワイヤレス) /8ボタン /USB] 価格:7580円 |
こちらは移行時にストレスの少ない通常マウスと形の近いタイプの製品ではありませんが、私が一番長く愛用している製品なのでどうしても紹介したい。
正直通常のマウスから移行した時は3日くらいはギクシャクしますし、ボタンが豊富でそれぞれの割り当てを考えて自分好みのセッティングになるために結構労力を使う製品です。しかし、それらの壁を乗り越えた時は自分専用の相棒になってくれること間違いなし!
ちなみに現在私はケンジントンのSlimbladeProという製品を愛用しています。
ケンジントン マウス トラックボール Slimblade Pro [光学式 /有線・無線(ワイヤレス) /8ボタン /Bluetooth・USB] ブラック K72081JP 価格:14107円 |
最初に購入する製品としては間違いなくお勧めできません。
純正のカスタムアプリは自由度が低いから外部アプリ必須だし、高いし、操作方法独特過ぎるし。
でも慣れると最高の一品なので気になる方は是非下記の過去記事も見てみてください。
【ケンジントン トラックボールマウス Slimblade Proの使い心地のレビューとボタンのカスタマイズ方法を解説】
最後に
トラックボールは操作感が通常のマウスとは異なる為、ある程度の慣れが必要な製品となっており最初は思うように操作が行えないこともあるかと思いますが、マウスの長時間使用による疲労を軽減してくれる便利なアイテムです。
悩んでいる方は一度アマゾンや楽天などを見てみて、見た目が好みの製品があったら購入してみるのも良いかもしれません。やはり使ってみないと分からないことも多いと思いますし、何より見た目が好きな製品が机の上にあったらテンションも上がって日々の作業も捗ると思います!
是非、検討してみてください。
この記事はアフィリエイト内容を含む記事となっております。
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