スネアドラムはドラムセットの中でも特に重要な機材であり、その選び方によって演奏の楽しさや音質が大きく変わります。しかし、初心者にとっては、どのスネアドラムを選べば良いのか迷うことも多いはずです。
本記事では、初心者におすすめのスネアドラムモデルを厳選し、それぞれの特徴や魅力を解説します。また、自分に合ったスネアドラムを見つけるための「選び方のポイント」もなるべく分かりやすくご紹介します。これを読めば、初めてのスネアドラム選びに自信を持てるはずです!
最初に購入して欲しい機材としてはペダルをおすすめしています。
もしペダルとスネアでどちらを購入すべきか悩んでいる場合は、下記の記事も参考にしてみてください。
【ドラム初心者向け】初めて買うのはスネア?シンバル?ペダル?何が良いの?
ドラム初心者必見!ドラムペダルの選びのコツ&おすすめの製品の紹介
本体の素材
まずはスネアの本体の素材(以下、シェル)に注目してみましょう。
大きく「金属」か「木材」のどちらかから構成されている場合が多く、それぞれに特徴があります。
金属(以下、メタルシェル)…明瞭で抜けの良い硬質な音
木材(以下、ウッドシェル)…柔らかく暖かみがある音
メタルシェルについて
一口にメタルシェルと言ってもさまざまな種類があります。
【スチール】
日本語にすると鉄です。力のある音が特徴です。初心者がスネア選びに迷ったらおすすめしたい素材の一つです。素材としての価格が安い為、スネア本体も比較的安価に購入することができます。値段が安いから製品として良くないということではなく、素材の価格によって値段が変わってくることも特徴です。
【ブラス】
銅に亜鉛を加えた合金で、硬度としてはスチールよりも柔らかい素材。
そのため音も柔らかく、華やかな倍音が特徴的。
ただし、この倍音を活かすチューニングが難しい。
【カッパー】
日本語で銅です。音の印象としては高音が出にくく、よくも悪くも金属感が少ないのが特徴。
金属らしい音が欲しい方には向いていない素材。逆に優しい音が好きな方には刺さる素材。
【ブロンズ】
銅にスズを混ぜた合金です。10円玉に近い素材。
こちらはカッパーに似た音に金属感のある硬質な響きが追加された印象。
カッパーでは少し物足りない方は候補に入れてもいいかもしれません。
【アルミ】
1円玉の素材。重量が軽い。持ち運び時に重宝する。
音は余韻が短く軽快な音。音量は出しにくいのでパワフルドラミングには向いていないかも。
ウッドシェルについて
次はウッドシェルの素材の説明をしていきたいと思います。
【メイプル】
硬くて軽い木材。スネアのシェルとしては定番の素材です。明るく、歯切れのよい音が特徴です。
【バーチ】
こちらも定番の素材。メイプルと正反対で重く、柔らかい木材。音も太く、低音に強い素材です。
【オーク】
非常に強度が高く、重量のある素材です。金属素材にも負けないパワーがある為、大きな音は出したいけど金属特有の高音が気になるという方にお勧めしたい素材です。
スネアのサイズについて
スネアにも様々なサイズがあります。
確認する点は2つ。
・直径(打面の大きさ)
・胴の深さ(高さ)
それぞれ解説していきます。
【直径】
大きいほどピッチが低くなり、小さいほどピッチが高くなる。
14インチのものが一般的。
【胴の深さ】
深いほど太い音になり、浅いほど歯切れの良い音になる。
5インチ~5.5インチのものが一般的。
3.5インチの浅いピッコロスネアなんて呼ばれる種類も存在するが、初心者の最初の一台にはおすすめしない。
サイズに悩んだら一般的な14インチ、5.5インチのものを購入すれば間違いはないかと思います。
おすすめのスネア紹介
早速おすすめのスネア紹介をしていきます。
気になった商品があったら画像をクリックしていただくと楽器店のオンラインストアに移動するように設定しておきましたので、より詳細な情報が知りたい方は参考にしてみてください。
YAMAHA SSS1455
素材:スチール
直径:14インチ
胴の深さ:5.5インチ
スチールを採用している為、購入しやすい金額のスネア。スチールらしい明るく力のある音が特徴です。
YAMAHA TMS1455
素材:メイプル
直径:14インチ
胴の深さ:5.5インチ
メイプルシェル特有の明るく華やかな音が特徴です。
DW DRPM5514SSCS
素材:スチール
直径:14インチ
胴の深さ:5.5インチ
こちらはDWというメーカーの中では比較的購入しやすい価格帯のスネア。
DWのスネアやペダルは評価が高く、プロの愛用者も多い信頼のあるメーカー。
Ludwig LB416
素材:ブラス
直径:14インチ
胴の深さ:5インチ
ラディックというメーカーのブラックビューティーと呼ばれるスネアシリーズの一つ。
見た目も美しく、その柔らかく太いサウンドも相まって根強い人気があります。
Ludwig LM400
素材:アルミ
直径:14インチ
胴の深さ:5インチ
こちらも名器と言われるスネアの一つ。全てのメタルスネアの基準と言われるほど売れており、まさに王道のスネア。
最初の一台に悩んでいる方はこのスネアの音を基準に好みを選んでもよいかもしれません。
まとめ
今回はスネアの選び方からおすすめのスネア紹介までを記事にさせていただきました。
今回紹介しきれなかった魅力的なスネアもたくさんあります。
購入を検討されている方は下記に楽器専門店のリンクを設置いたしますので、そこからジャンルで絞って検索をかけてみてください。お気に入りの一台を発見することができるかもしれません!
また素材などで選ぶのも重要ですが、見た目で気に入ったものがある場合はそちらを優先しても良いかもしれません。やはり見た目で気に入った機材を購入すると大切に扱うのはもちろん、練習のモチベーションも上がり、更なる上達が期待できます。
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