「ドラムスティックがすぐに折れてしまう…」これは多くのドラマーが一度は経験する悩みです。スティックが折れてしまう原因にはさまざまな要因があり、演奏スタイルや選ぶスティックの種類によっても寿命は大きく変わってきます。そこで本記事では、ドラムスティックが折れやすい原因を解説し、長持ちさせるための対策や叩き方、そして耐久性に優れたスティックの選び方について詳しくご紹介します。
スティックが折れやすい理由
特に初心者が陥りやすいスティックが折れやすい原因としては、下記の2点が多い印象です。
①折れやすい素材のスティックを使っている
②力任せに叩いている
この記事ではこの2つを解説していきたいと思います。
スティックの素材について
ドラムのスティックの木材には主に次の3種類があります。
①メイプル
②ヒッコリー
③オーク
強度としては①メイプルが一番弱く、③のオークが最も強い素材となっております。
ただし、重量も重くなるため、プレイスタイルによっては合わないことがあるかもしれません。
私のおすすめは②ヒッコリーを使ったスティックの使用をおすすめします。
今使っているスティックが折れやすいという方は、一度スティックの素材を確認してみてください。
各素材のそれぞれの特徴をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
①メイプル
強度:低め
特性:メイプルは他の素材と比べて軽く、スピーディーなプレイスタイルに向いています。強度はやや低いため、激しい演奏では折れやすいですが、テクニカルな演奏に適しています。
おすすめ用途:ジャズやフュージョンなどの繊細でスピーディーな演奏スタイルにおすすめです。
②ヒッコリー
強度:中程度
特性:ヒッコリーは、ドラムスティックで最も一般的な素材です。耐久性と柔軟性のバランスが良く、扱いやすい素材となっています。
おすすめ用途:初心者から上級者まで幅広いドラマーに使用されています。ジャンルを問わず使用することができる万能で使いやすい素材です。
③オーク
強度:高い
特性:重量が重く、耐久性に優れています。重量があるため太鼓自体をしっかり鳴らし易いのが特徴です。また、耐久力がメイプル、ヒッコリーと比較して高いのが特徴です。スティック自体の重さを味方に付け、利用することができれば高速連打も可能です。
おすすめ用途:ハードロックやメタルなど、パワフルな演奏を好むドラマーにおすすめです。耐久性が求められるハードヒッティングなスタイルに適しています。
力任せに叩いている
大きな音を出そうとして力いっぱいスティックを握り、叩いていませんでしょうか。
力を入れて叩くと大きな音が出そうですが、実際そうでもありません。
音の大きさはスティックの先端の速度に依存します。つまり、力を入れずとも先端の速度を上げれば大きな音が出せるということです。
野球選手のバットの先端のトップスピードと鞭の先端のトップスピードでは、鞭の方が速度が出ます。スティックも同じで、腕に力を入れて固めて振るとよりも力を抜いてしならせて振った方が速度が出て音量も上がるのです。さらに無駄な力がスティックにかかららず、スティックの寿命も延びるのです。
私も初心者の頃は大きな音を出そうと必死に腕に力を入れ、目いっぱいスティックを振っていましたが、脱力することを覚え、腕をしならせて重力を使って振ることを覚えてからはスティックが折れてしまうことが非常に少なくなりました。
また、正しいスティックの振り方が身に付くと疲れにくくなったり、速く叩けるようになったり、様々なメリットがあります。ヒッコリーやオークのスティックを使っているにも関わらず折れやすいと感じている方はこの機会にスティックの操り方も学んでいくと上達が早くなるかもしれません。力任せに演奏しているとケガをしてしまう恐れもあるので、是非この機会を良い機会と捉え、脱力の練習してみましょう。
まとめ
ドラムスティックが折れてしまうことはドラマーなら誰しも経験することですが、その頻度が高い場合はスティックの素材か、スティックの振り方を見直すことで改善できるかもしれません。
また、スティックを変えたい方で、何を選んだら良いか分からない方は下記リンクでおすすめのスティック紹介もしてますので、参考にしてみてください。
また、腕に力が入ってしまう方は下記の記事を参考にスティックの振り方を練習してみてください。
【ドラム初心者必見】ドラムの音がキレイに出ない原因とその対策 – ふくろう先生の情報箱
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