今回の記事ではそもそもドラムにチューニングってあるの?という部分からチューニングの基本的な解説までを行っていきたいと思います。
この記事を読んで、是非チューニングに挑戦してみてください!
チューニングを行う上で最低限用意するものがあります。それは「チューニングキー」です。
もしお持ちでない方は、ドラマー必須の装備となっておりますので、是非この機会に購入しましょう!
そもそもチューニングって必要なの?
良い音を出すためにはチューニングが必須ですが、弦の音の高さを合わせるギターやベースのチューニングとは少し意味合いが異なってきます。
もちろん、プロの世界では各太鼓の音の高さをその曲に合わせて調整して、いわゆる不協和音にならないように、いわゆるギター的チューニングを行うことがあります。
しかしそこまでの話をしてしまうと非常に難しくなってしまう為、今回はドラム単体でのチューニングの方法と考え方を中心に記載していきます。今回の知識をバンド練習等で使用していただいても問題ありません。まずはチューニングに慣れていくところから始めていきましょう。
ドラムのチューニングとは?
音の高さを合わせるギター的チューニングに対し、ドラム的チューニングとはどのようなものでしょうか。
つまり、音の性格の調節だと思っていただければ大丈夫です。
音を伸ばしたいのか短く止めたいのか、低くしたいのか高くしたいのか。そんなイメージです。
この太鼓の高さをC(ド)に合わせて・・・そんなところまではなかなかしません。
ドラムのチューニングはアコースティックであるが故に非常に難しく、プロでもチューニングが行えない人もいるほどです。
でも大丈夫、基本的な部分を押さえてしまえば、ある程度はチューニングできるようになります。
今回は難しい話は一切抜きにして、チューニングの基本的な部分を簡単に解説していきます。
チューニング方法超入門
ドラムの太鼓のチューニング方法について解説していきます。
行う作業は2つだけ。ねじを締めたり緩めたりして打面の張り具合を調整して、必要ならミュートするだけ。
本当はもっと細かい内容がたくさんあるのですが、今回はこちらの内容一本でいきたいと思います。
一番基本的な部分で、音が大きく変わり部分です、とりあえず最初はこれさえ覚えてしまえばOK!
早速解説していきます。
まずは表面(叩く方)から解説していきます。
この赤丸のねじに注目してください。このねじが締まったり緩まったりすることで打面の張り具合が変化します。つまり、このねじを調節すれば音が調整できるということです。
こちらの写真をイメージ化してみます。
はい、こちらの赤丸部分が先ほどの写真のねじの部分だとお考えください。次にこちらのねじを回していきたいのですが、どちらに回すかを決めないといけません。
音を高くしたい場合は締め、低くしたい場合は緩める方向に回していきます。
ですが、一点注意しないといけないポイントがあります。
ねじのすぐ近くの打面を叩いてみてください。チューニングされていない太鼓はここの音の高さがバラバラです。音を高くしたいからただ締めれば良いという訳ではなく、赤丸の締め付け強さが一定(=ねじ近くの打面の音の高さが一定)になっている必要があります。そうしないと気持ちの良い音になりません。ご自分のスネアをお持ちの方は、是非スタジオに入った時にわざとチューニングをずらして叩いてみてください。変な響き方をするはずです。チューニングのされていない音を覚えることも非常に大切な練習ですので、是非試してみてください。
音楽スタジオのスネアで行って元に戻せないと次の方のご迷惑になる恐れもあるので、スネアをお持ちでない方は何度か練習してある程度チューニングができるようになってから実験してみるか、このあとおすすめするチューニングキーを使ってやってみてください。
次に、ねじは締め付ける方向に回してチューニングの完了としたいので、下記の手順を参考にしましょう。
①音が低い場合⇒締め付けて高くする⇒完了
②音が高い場合⇒一旦狙った音よりも低くする⇒締め付けて音を高くする⇒完了
次はねじを回す順番について解説していきます。
この番号の通りに回していくと、力が一定になりやすいので安定しやすいのです。
対角に回していきます。
一旦回し終わったら、再度青〇部分の音の高さを確認します。音の高さが揃っていて、狙った高さになっていればOK。同様の作業を裏面のヘッド(ボトムヘッド)でも行っていきます。
実は裏面の張り方も音の高さに影響を与えます。しかしここはかなり難しい部分となっております。最初は表と同じくらいか少し強めで締めることをおすすめします。そこからいろいろと試してみてください。手順は表面と同じです!
一旦これで整った音にすることができました。
音の余韻が長く感じる際は、ミュート材をヘッドに張り付けてみるのも良いかもしれません。
正解はない!!
ドラムの音色の好みは人それぞれです。
基本的なチューニング方法は、より安定した音色を出すためにお教えいたしましたが、例えばボトムヘッドの強さなどは好みの部分でもあります。好みを見つけるためにもご自身でいろいろ試してみて、好みのチューニングを見つけてみましょう!
おすすめツール紹介
今回は、ドラムのチューニングに必須なものから、あると便利なツールまで、合計5点を紹介していきたいと思います!
商品名のところをクリックしていただければアマゾンの商品ページに移動するようにしてあるので、気になる商品があったら是非チェックしてみてください!!
こちらはチューニングキーの締め付け力(=トルク)を管理できるもの。つまり、先ほど紹介した青〇の部分の音の高さが分からなくてもチューニングが行えてしまいます。急いでチューニングをしたい時や、初心者の耳を鍛える際に非常に重宝する製品です。チューニングキーにしては高価なものですが、是非購入をご検討ください。
知識も立派なツールの一つです。次に紹介するのはチューニングの参考書です。
もちろんこちらの記事で紹介した内容だけでもチューニングは可能ですが、より深い内容を学ぶことができます。おすすめとしては、今回の記事でお伝えした内容に挑戦していただいた後により深い内容を学ぶために購入していただきたいと考えております。せっかく上達しても音がかっこ悪いと魅力的な演奏にはなかなか近づいていきません。せっかくなので腰を据えて勉強してみましょう!
メンテナンスに必要な機能を盛り込んだドラマー用マルチツールとなっております。
折り畳み式の工具の為、スティックバックの中に一つ忍ばせておけばいざという時に心強いツールとなります。
チューニングからは脱線してしまいますが、レンタルスタジオのシンバルスタンドなどのT型のねじが異常に固いことはありませんか?それもこちらのツールで簡単に緩めることが可能です。ただし注意点、緩める時にのみ使用することをお願いします。こちらのツールで締めてしまうとねじが痛んでしまう可能性があります。宜しくお願いします。
ドラム用のチューナーです。音を正確に測ることが可能です。
これはチューニングにも慣れてきて、より高度な調整を求める人向けの製品です。
「こんなものもあるのか」と知って欲しかったので紹介しました。
頭の片隅に入れておいて、チューニングの腕が上がった時に思い出してください。
ミュート材です。これはドラムの音がどうしても反響してしまったり、音の残響が長い時に音をミュートするために使用します。使い方は張り付けるだけです。
気に入ったものを買っていただければ良いと思いますが、個人的には色付のものをおすすめします。理由は透明な製品だと剥がし忘れるからです。私はもう何枚も無くしています、そして何度も購入しています。
【番外編】チューニングってどれを選べばいいの?
チューニングキーは基本的にスタジオにおいてあったり、ペダルについてきたり、購入をしても数百円から購入することができます。しかし、ドラマーであれば一つは持っておきたいもの。
しかし、種類が多すぎて何を選んだら良いか分からない!大丈夫!下の手順で決めていきましょう!
①アマゾンでチューニングキーと調べる
②見た目で決めてしまってOK!
何を選んでも、通常のチューニングキーであれば性能としてはほとんど変わりません。
それであれば見た目が気に入ったものを選ぶのが良いと私は考えます。
早速アマゾンで見てみましょう【アマゾンはこちら】
ちなみに私のおすすめのチューニングキーのリンクも下記に張り付けておきます。
【おすすめチューニングキー その2】 ⇒かっこいい
【おすすめチューニングキー その3】 ⇒キーホルダータイプでカギなどに取り付けることができる
まとめ
今回の記事では、チューニングの最初の一歩を応援する内容を記載いたしました。
ねじの締め方など、基本的な手順はあるもののチューニング自体に正解はありません。
ぜひ様々なチューニングを行い、自分のお気に入りの音を見つけてみましょう!
こちらの記事はワードプレスを使用したアフィリエイト内容を含む記事となっております。
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