ドラム初心者必見!ドラムペダルの選びのコツ&おすすめの製品の紹介

ドラム
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最初の機材購入におすすめしているのが「ドラムペダル」です。自分好みのセッティングを行うことができ、スタジオに持ち込めばいつでも同じような感覚で演奏することができます。

しかし、ドラムペダルは様々な種類のものが販売されており、なかな選ぶのか難しいもの。

そこでおすすめのドラムペダルと選び方のポイントについても解説していきたいと思います。

また、それぞれ画像には楽器専門店のオンラインストアのリンク設置しています。気になった商品があったら画像をクリックしていただくとより詳細な仕様を確認していただけます。是非参考にしてみてください。

シングルペダル or ツインペダル

シングルペダル参考画像↓

ツインペダル参考画像↓

シングルペダルは基本的には右足のみでバスドラムを演奏するのに対し、ツインペダルでは左足のペダルを踏み込んでもバスドラムを演奏することができます。

ツインペダルをシングルペダルとして使用・持ち運びすることができるモデルが多いのに対し、シングルペダルをツインペダルとして使用することはできないこと、両足を使用することができるようになるので演奏の幅が広がること、将来的にツインペダルを使用したフレーズを習得したくなった際に練習できる環境が整っていること、その際に買い替えることを考えると最初の一台はツインペダルの購入をおすすめしています。

■価格:シングルペダル<ツインペダル

■演奏方法:シングルペダル→右足、ツインペダル→両足

■持ち運び:シングルペダル>ツインペダル(製品によっては片足部分だけの運搬可)

ドライブ方式

ペダルを踏み込む部分(以下、フットボード)とバスドラムを叩く部分(以下、ビーター)を繋ぎ、踏み込んだ力をビーターに伝える部分。大きく3種類ありますので、それぞれ紹介していきます。

■チェーンドライブ

最も一般的なドライブ方式です。

パワーが出しやすく、演奏もしやすいことから多くのプロもこちらの方式を選択しています。

こちらはチェーンが横並びで2本設置されている為、ダブルチェーンと呼ばれています。

こちらはチェーンが1本だけのシングルチェーン。

ダブルチェーンに比べ、軽快な動作が期待できます。

音量が出しやすい点から、初心者にはダブルチェーンの製品をおすすめしています。

■ベルトドライブ

写真を見てもらうと先ほどのチェーン部分がベルトになっていることがお分かりいただけるかと思います。

こちらはチェーン部分がナイロン製のベルトになることにより、独特な遊び・伸びが発生してソフトな踏み心地となっています。また、ベルト部分が伸びることにより踏み込んだ力をロスさせる為、音量も小さくなる傾向にあります。

■ダイレクトドライブ

こちらは、先ほどまでチェーンやベルトが使用されていた部分が金属のパーツで構成されている仕様のペダルです。上下左右に遊びがほとんどなく、名前通りのダイレクトな演奏感が特徴です。

金額が高めに設定されているものが多いのが特徴で、その機構から独特な踏み心地となっています。

カム形状

こちらの2枚の写真のチェーンの道の形(以下、カム)比較してみてください。

1枚目のオレンジのパーツで構成されている部分は尖った形をしているのに対し、2枚目の写真では円形となっています。

1枚目を偏芯カム、2枚目を真円カムと呼ばれています。

それぞれの特徴は下記の通りです。

・偏芯カム:カムの軸を中心からずらすことで、フットボードを踏み込んでからバスドラムのヘッドに当たるまでに動きが変化します。パワーが出しやすくなったりしますが、操作にクセを感じることがあります。

・真円カム:カムの軸が中心にあり、形が円形をしています。フットボードを踏み込んでからバスドラムのヘッドに当たるまでの動きが均等なのが特徴で、癖が少ないのが特徴です。初めてペダルを買う方にもおすすめです。

可変カムというカムの形状を変更できるペダルも存在します。どちらのカム形状にするか悩んでいる方は可変カムに対応したペダルも選択肢に入れて検討してみてください。

※参考

■TAMA Duo Glide(デュオ・グライド)
『パワフルでスピーディなストローク』が特徴のパワー・グライドと、『素直で安定した踏み心地』のローリング・グライドという、2つのアクションを1つのモデルで選択可能にしたカムです。

見た目は地味な部分ですが、踏み心地に影響を与える部分ですので、ペダル購入の際は是非確認してみてください。

アンダープレート

2枚の写真を比較していただくと、ペダル下部のプレートの有無がお分かりいただけるかと思います。

一般的にプレートがある方が安定感が向上し、パワーロスの少ない傾向にあります。

持ち運びの際の重量と金額的な面での折り合いが付けば、特に最初は安定感の高いアンダープレートの付いているモデルをおすすめします。

フットボード

実際に踏み込む際に体と接する部分なので、こちらの形状も踏み心地に影響します。

写真のように表面がツルっとしたものから滑り止めが付いているモデルまであります。

こちらは好みによる部分が多いと思いますので一概には言い難い部分ではあるのですが、私個人的な意見としてはツルっとしている方が好みです。

また、フットボードはその大きさによっても踏み心地が大きく変わります。特にロングボードという長めのボードを搭載したペダルシリーズが発売されており、どちらが良いか悩んでしまうこともあるかと思います。基本的には使用した際の好みで決めていただきたいと考えておりますが、特徴としては踏み込む位置のバリエーションが多くなるため、より多彩な演奏方法が使用できる点と、フットボード自体の質量が増加するため高速連打が安定しやすい点です。

ベアリング

ペダルを踏み込んだ後、ビーターを元の位置に戻すのを手助けしてくれるスプリング。こちらにベアリングが設置されているものを選ぶとよりスムーズな動きが期待できます。参考写真を設置しますので、確認してみてください。

おすすめのメーカー

最後におすすめメーカーのおすすめの商品をメーカー毎に分けて紹介していきたいと思います。

是非購入の参考にしてください。

■YAMAHA 

【DFP9500C】

こちらはYAMAHAというメーカーのツインペダル。ダブルチェーンを採用したドライブ方式でパワーも出しやすく、クセの少ない踏み心地が特徴。フットボードも装飾が少なく、演奏の際に靴を選ばないのも嬉しいポイント。調整機能を少なくして価格を抑えた8500シリーズもラインナップされています。

【FP7210A】

ツインペダルをおすすめしたいのですが、シングルペダルでも良いから安くて性能の良いペダルが欲しいという方向けに、手の届きやすいモデルも紹介します。

こちらのペダルはシンプルな構造で素直な反応が得られる誰にでも使いやすい、入門用に最適なフットペダルです。シングルチェーンが採用されている為踏み心地も軽く、扱いやすい機材と言えます。

価格も1万円以下で購入可能なので手の届きやすいモデルではないでしょうか。

【FP720】

1980~90年代にてプロドラマーを含め数多くのドラマーから高い評価を受けていた「FP720」の復刻モデル。是非一度試していただきたいペダルです。

■TAMA

【Iron Cobra】

TAMAのペダルのロングセラー。愛用するプロもたくさん居ます。

スムーズで力のある音を出しやすく、しっかりとした踏み心地が特徴です。

アイアンコブラの手の届きやすいモデルもございます↓

【Speed Cobra】

こちらはよりスピードを求めるドラマーの為に開発されたスピードコブラという製品。

激しいペダルワークを行いたい方に是非おすすめしたい製品です。

スピードコブラの手の届きやすいモデルもございます↓

■Pearl

【P-2052C】

最大の特徴はカムの形のバリエーションが多く、踏み心地のカスタムが豊富に行えること。

自分のプレイスタイルに合ったセッティングを探してみましょう!

【P-3002C】

スムーズなペダル操作が可能なデーモンドライブと呼ばれるシリーズ。

特に右足と左足を接続するパーツ(以下、ドライブシャフト)に採用されているZ-linkという商品の評価が高い。

【P-920】

こちらはエントリーモデルとしてラインナップされているモデル。

上位モデルのデザインを踏襲し、軽量でクセの少ない動きが特徴です。

出荷時の状態で調整を行い、初めてペダルを購入した初心者が調整しないですぐ使えるよう、エントリードラマー向けの初期設定も厳密に行っています。

1万円を少し超える程度で、非常にお求めやすい価格となっております。

■DW

【5000シリーズ】

こちらはDWというメーカーの5000シリーズと呼ばれる製品。

豊富なセッティングとしっかりとした踏む心地が特徴となっており、プロの愛用者の多いモデルとなっております。

【9000シリーズ】

5000シリーズよりも軽快な動きが特徴のモデル。こちらもプロで愛用している方が非常に多いモデルとなっております。

基本装備が豪華な上、様々なカスタムを行うことができ、あらゆるジャンル、プレイスタイルに対応することが可能で、初心者からプロまで、あらゆる方へ幅広くおすすめできる商品です。

最後に

今回の記事では紹介しきれなかったペダルや、細かい仕様の違いによって微妙に型番の異なる製品も販売されています。

気になったペダルがあれば、下記の楽器専門店のオンラインストアにアクセスしていただき、豊富な品揃えの中から製品を検索して仕様の違いを比較してみると、より自分に合ったペダルを見つけることができます。もちろん、今回紹介したツインペダルのシングルペダルバージョンなどもラインナップされているものもありますので、是非参考にしてみてください!

アマゾンなどでも販売されている場合もありますので、そちらにもアクセスして検索してみると良いかもしれません。

アマゾンはこちらから

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