私は普段、仕事でパソコンを使用していますが、使いやすいガジェットを集めてより効率的に仕事がしたい。なにより無駄な時間は省きたい、そしてできればかっこいいものが欲しい。
そんな思いに答えてくれそうなマウスを発見したので、今回は製品レビューと、設定方法などを解説してきたいと思います。
トラックボールマウスとは
そもそもトラックボールマウスって何？って人もいるかもしれないから簡単に説明していくと、通常のマウスはマウス本体を動かしてカーソルを移動させるのに対し、トラックボールマウスはマウスに付いている玉を動かしてカーソルを移動させる操作方法のもの。
↓通常のマウス
 | 価格:1580円 |
↓トラックボールマウス
 | 価格:6660円 |
トラックボールマウスにはマウス本体に玉が付いていることがお分かりいただけるかと思いますが、こいつを操作してカーソルを操作するもの。
メリットはマウス本体を動かさなくても良いので、結果として腕全体を動かす必要がなくなり、疲労感の軽減に繋がる。マウスを触る時間が長い人には是非トラックボールマウスをお勧めしたい。
デメリットは通常のマウスと操作方法が異なるため、慣れるまでに時間を要すること。三日間くらいは己との闘いになるが、慣れてしまえば快適そのもの。是非勇気を持って一歩を踏み出してみて欲しい。
ケンジントン トラックボールマウス Slimblade Proの見た目
まずは見た目を確認してほしい。ｶｯｺｲｲ(個人差有)
 | ケンジントン マウス トラックボール Slimblade Pro [光学式 /有線・無線(ワイヤレス) /8ボタン /Bluetooth・USB] ブラック K72081JP 価格:14675円 |
通常のマウスとかなり違う見た目をしていますが、ちゃんとマウスとして機能します。
高級感のある見た目(値段が値段なので安っぽかったら困る)で光沢があります。
私の確認した限りでは色は3色(黒、赤、白)ラインナップされていました。
私は黒を購入して使用しています。
使い心地
使い心地の前に、まずは私のマウス遍歴から説明していきたいと思います。
①PC純正のマウス
特に何も考えずに使用していた。でも長時間のマウス操作で疲れてきたのでマウスに興味を持ちだした。
②エルゴノミクス有線マウス
同じ品番は見つかりませんでした。手首を自然な形に保ったまま操作できるものが欲しくて購入しました。とりあえずお試しで使用したかったので有線で安価なものを購入した覚えがあります。
「戻る」「進む」ボタンのありがたさにも気が付かされた製品。ボタンって多い方がいいのかもしれない。
 | 有線エルゴノミクスマウス ≪サンワサプライ≫ MA-ERG16 【離島 発送不可】 価格:2240円 |
③エレコム EX-G
次に自然な握りを求めてエレコムのEX-Gに乗り換え。握りやすく、使いやすかったのですが、「戻る」「進む」だけでは満足できない体になっていた私は、もう少しボタンが多めのマウスが欲しくなって再度マウス探しの旅に出ることに。
ライトユーザーで握りやすい通常のマウスが欲しい方には間違いなくお勧めできる製品です。
 | エレコム ELECOM ワイヤレス マウス Bluetooth EX-Gシリーズ Mサイズ 握りの極み 静音設計 M-XGM15BBSGM/EC ガンメタリック 価格:3080円 |
④エレコム M-HT1DRBK
ついに来ました。トラックボールタイプ。ぱっと見マウスには見えない。
他にもトラックボールマウスは使用しましたが、こいつが一番使いやすかった。
ボタンが8つも付いているから、好きな機能を割り当てることもできるし、例えばもともと「右クリック」だったところを「戻る」に変更して･･･なんてカスタマイズも可能。
セッティングの沼にはまったり、そもそも上手く使えなかったり、苦労させられた思い出の詰まったマウス。でも使っていくうちに、こんなに使いやすいマウスはないと思った。
今までのマウス遍歴の中で一番使用期が長い。
 | 価格:7155円 |
⑤ケンジントン トラックボールマウス Slimblade Pro
より他ボタンなマウスを求めて、ついに購入。
購入時の素直な感想としてｈ、マウスにしちゃ高すぎる･･･使い方も良く分からん･･･なんじゃこれ･･･です。
もともとトラックボールマウスを使用していた私でも使い方が分からず、慣れるのに時間を要しました。一発目のトラックボールマウスでこいつを購入するのはおすすめしません。
鋼の意思をお持ちの勇者様は購入されても良いかもしれません。魔王討伐時の盾としては機能しませんので心して購入してください。
| ケンジントン マウス トラックボール Slimblade Pro [光学式 /有線・無線(ワイヤレス) /8ボタン /Bluetooth・USB] ブラック K72081JP 価格:14675円 |
結局何が大変なの？
このマウスに乗り換えて苦労したことを箇条書きしていきます。
①トラックボールのクセ
②上下スクロールのクセ
③純正アプリが良くない
④純正アプリが良くない
⑤純正アプリが良くない
つまり、純正アプリが良くないです。
トラックボールのクセについては、そのうち慣れます。
上下スクロールについては、ホイールが搭載されていないので、ボールをホイールとして操作する必要があります。玉を横方向に回転させてあげると上下スクロールができるのですが、気を抜くとカーソルが移動してしまい、上手くコントロールできないことも。まあ、慣れます。
慣れではどうにもならない点が純正アプリの存在です。
何が良くないか、それはショートカットに対応させるボタンの数の少なさ。
マウスを上から見ると図のようになっています。
ここで本来であれば①や②といったボタンを単品で操作するだけでなく、①+④や①+②+③といった組み合わせも登録して自分に合ったカスタマイズをしたいところ。しかし、純正アプリではなんと①②③④それぞれの単品操作に加え、①+②、③+④、①+③、②+④の4通り、合計8通りの操作しか登録ができない。ﾅｾﾞﾅﾉｶ。
カスタマイズ性が高いと思って購入したけど意外とそうでもなかった･･･1万円以上するから新しいマウスに乗り換えるのもなんだか･･
調べたところで使っている人が少ないから情報も少ない･･･。ふくろうを飼うのと同じ現象･･･。
そこで登場するのが外部アプリです。
外部アプリを使ったボタンのカスタムについて
まずは純正アプリは必須なのでインストールしましょう。
下記にリンクを載せておきます。
インストールして確認してもらうと、8パターンのボタンの登録と、スクロールスピードやカーソルスピードの設定などはできます。
次にインストールしていただきたいのは外部のマウス設定アプリ【X-Mouse Button Control】
こちらもリンクを下記に設置しますので、インストールをお願いします。
【X-Mouse Button Controlのインストール】
こちらのマウス設定アプリでは「左クリック」「右クリック」「ホイールクリック(中ボタン)」「戻る」「進む」「ホイール(上)」「ホイール(下)」「左チルト」「右チルト」の合計9種類のボタンを操作した時の動作を設定することができる。下の図を参考に解説していきます。
例えば、純正アプリで①+③に中央ボタンを割り当てたとする。
次にX-Mouse Button Controlで中央ボタン+左クリックでコントロール+Cを登録したとする。
そうすると①+③を押しながら②を押すとコピーが行えるようになる。
実質的には①+②+③というコマンドが使用できるようになり、ショートカット登録の件数がグッと増えるという訳です。
しかしこの手法にも落とし穴はあり、冒頭でも説明したようにX-Mouse Button Controlでは「左クリック」「右クリック」「ホイールクリック(中ボタン)」「戻る」「進む」「ホイール(上)」「ホイール(下)」「左チルト」「右チルト」の9種しかボタンを認識できない。つまり純正アプリでshiftボタンなどを登録してしまうと、X-Mouse Button Controlで後からそのボタンをカスタマイズすることができないのだ。
このマウスの設定をするときは、純正アプリとX-Mouse Button Controlと2つ開き、自分にとっての最適解が見つかるまで2つのアプリとにらめっこする必要がある。セッティングが固まるまで時間がかかる、超上級者(もしくは変態)向けのマウスである。
最後に
Slimblade Proはトラックボールマウスユーザーだった私も最初は使い方に悩むほど、通常のマウスとは全く異なる製品ですが、上記のカスタムを行えば自分だけのマウスに仕上げることができます。他の人に貸しても左クリックなどのシンプルな操作でも一発で行うことはできないでしょう。そこにかなりのロマンがある(個人の意見です)
実際に使用した感想としては「慣れれば最高」です。最初のセッティング沼を抜けても操作に慣れるまでにまた高い壁があります。正直万人におすすめできるものではありませんが、マウスヘビーユーザーの方や、効率を上げたい方、他の人とは違った製品を使用したい方には自信を持ってお勧めできる製品です。でも一発目のトラックボールとしては本当にお勧めしません。トラックボールを使ってみたい！という方はお勧め製品のリンクを下記に設置しますので、そちらを参考にしてみてください。
| 価格:6660円 |
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※こちらの記事はアフィリエイト内容を含む記事となっております。製品の購入はご自身の判断でお願いいたします。
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