ドラム初心者向け!ドラムのリムショット完全ガイド|オープン・クローズの違いと練習法

ドラム
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ドラムを始めたばかりの人がよく直面する疑問のひとつが、リムショットの使い方です。スネアを叩いても思ったような力強い音が出ない、スカスカした音になってしまう…そんな経験はありませんか?

リムショットは、スネアドラムの「フチ(リム)」と「ドラムヘッド(打面)」を同時に叩く奏法です。ロックやポップスはもちろん、ジャズやファンクでも多用される重要なテクニックです。

リムショットには 「オープンリムショット」 と 「クローズドリムショット」 の2種類があり、それぞれ音のキャラクターが異なります。この違いを理解し、正しく使い分けることで、あなたのドラムサウンドが大きく変わるはずです!

この記事では、リムショットの基本から、オープン・クローズドの違い、初心者向けの練習方法までを分かりやすく解説します。この記事を読めば、「リムショットのコツが分からない…」と悩むことはもうありません!

クローズドリムショットとは

クローズドリムショット(Closed Rimshot)は、スティックをスネアの打面に密着させたまま、スティックを倒してスネアのリムに当てて音を出す奏法です。一般的には「クロススティック(Cross Stick)」とも呼ばれます。

この奏法は、ジャズやボサノバ、バラードなどの静かな楽曲でよく使われ、通常のスネアショットとは異なる、柔らかく落ち着いた音色を作り出すのが特徴です。

コツとしては打面にスティックを置く位置によって音色が大きく異なる為、演奏前に一度リハーサルを行い、良い音がする位置を確認するようにしましょう。

オープンリムショットに比べ、習得が簡単で、理屈さえ分かってしまえば比較的すぐに曲に取り入れることが可能です。

オープンリムショット

オープンリムショット(Open Rimshot)は、動きとしては通常の叩き方と変化があまりありませんが、スネアの打面(ヘッド)とリム(フチ)を同時に叩くことで、抜けの良い音を出す奏法です。簡単に言ってしまえば、打面とリムを同時にスティックで叩く奏法です。ロックやポップス、ファンク、メタルなど、力強いサウンドが求められる場面で頻繁に使用されます。

特に、スネアを強調したいフィルインやバックビート(2拍目・4拍目)に取り入れることで、演奏に迫力を出すことができます。

クローズドリムショットに比べ、難易度が高く、習得には安定したスティックコントロールが求められます。

また、打面の端とリムを叩く事でカンカンとしたサンバで使用されるような音色を出すことができたりしますので、こちらも叩く位置によって音色の印象が大きく変化します。

なぜオープンリムショットは難しいのか?

オープンリムショットは打面とリムを同時に叩いて音を出す奏法です。これが同時ではなく、打面に先に当たってしまった場合は通常のショットとなってしまい、リムに先に当たってしまった場合は太鼓が鳴らずにリムを叩いた時のカンッとした音しかしないのです。

つまり、狙った位置に狙った角度でスティックをコントロールして振り下ろすスキルが求められます。

特に初心者の頃はスティックの振り方や角度がまだ体に染みついていないことも多い為、ミスショットをしてしまうことも多々あります。

オープンリムショットのおすすめの練習方法

本当は可能な限り練習スタジオに入って自分に合うスティックの角度とセッティングを突き詰めていって欲しいのですが、なかなか難しいと思いますので、今回は自宅でできる練習を紹介したいと思います。

こちらは練習パッドにリムが付いたタイプの製品。通常の練習パッドではリムに当てる感覚が身につけにくい人はこのパッドを購入すると練習がしやすくなります。

高額なパッドではない為、オープンリムショットを習得したい方は是非チェックしてみてください。

また、自分の演奏時の動きを動画で撮影するのもお勧めです。実際に見直してみると気が付く点が多くあるかもしれません。パッド練習の時でも良いので、自分の動きを確認しながら練習するようにしましょう!

最後に

クローズドリムショットを習得すれば、演奏の幅が大きく広がり、ジャズやボサノバ、バラードなどのしっとりとした曲でも表現力豊かに演奏できるようになります。一方で、オープンリムショットは、ロックやポップスをはじめ、多くのジャンルで必須のテクニックであり、譜面に指定がなくても自分の感覚で音の強弱や音色を調整し、ダイナミックな表現を加えることが可能です。

これらのテクニックを使い分けることで、単に「リズムを刻む」だけでなく、より楽曲に合った演奏ができるようになり、ドラマーとしての表現力が向上します。最初は音を揃えるのが難しく感じるかもしれませんが、正しいフォームと継続的な練習を積み重ねれば、自然と自分のものにできます。

練習さえすれば必ず習得することができるテクニックですので、是非習得してみてください!

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